かなざわ玉泉邸に隣接する「玉泉園」は、石川県金沢市に所在する池泉回遊式庭園。園内には金沢最古の茶室・灑雪亭や裏千家寒雲亭の写しの茶室がある

四季を味わう

加賀藩二代藩主夫人「玉泉院(ぎょくせんいん)」に由来する
庭園「玉泉園」の歴史は、いまから約四〇〇年前の江戸時代初期に遡ります。
加賀前田藩の重臣・脇田(わきた)家の庭園として
初代直賢(なおかた)から四代九兵衛まで約一〇〇年を費やして完成。
作庭は幻の様式とされる“玉澗(ぎょくかん) 様式” による由緒正しい金沢の名勝です。

玉泉園 玉泉園 玉泉園の池

玉泉園の四季

約七二〇坪の園内には樹齢三五〇年と言われる朝鮮五葉松(ごようまつ)や
凌霄花(のうぜんかずら)の老樹をはじめ、
五月には玉泉邸のシンボルでもある水芭蕉(みずばしょう)の群生、
六月のカキツバタ、秋の紅葉、冬の雪化粧といった、
季節によって、観る場所によって、四季の移ろい豊かに変化する庭園美をご堪能ください。

  1. 春

    春の水芭蕉
  2. 夏

    夏のカキツバタ
  3. 秋

    秋の紅葉
  4. 冬

    冬の雪化粧
かなざわ玉泉邸のある玉泉園の全景図